ジブリパークのフルオープンの第一弾の「もののけの里」が11月1日初日を迎えました。ジブリパークがオープンしてちょうど1年目の日でもありました。メディアでは内覧会で乙事主(おっことぬし)やタタラ神などすでに大きく公開されてますので、「長久手タイムズ」ではちょっと異なった視点で初日を少しばかり観察してみました。
エミシの村にある「物見櫓」、空高く。
写真の左側が「あいちサトラボ」エリア、右側が「もののけの里」のエントランス。「もののけの里」の初日訪問した40代くらいの3人の方が立ち話していて「五平餅焼かなきゃ、10分で見れちゃうなあ」と言ってられたのが聞こえた。今の40代は視覚優先の感性で凝り固まってしまっているし、だいたい40代を想定してつくられたものでない訳で、子供たちが今の大人の様に視覚人間になって思考も合理主義だ、ビジネスライクだと固定されないようにという構えで発想されているのだから何をか言わんやである。かつてそうだった少年少女となって空想に飛翔すればいいのである。
「あいちサトラボ」とまったく同じ出入り口になっています。
「もののけの里」と「あいちサトラボ」はまったく同じ入り口に位置しています。元々「あいちサトラボ」があった場所の「農のエリア」に接するかたちで、「もののけの里」が出現したています。
「あいちサトラボ」は里山実験フィールドとして、「農の営み」や「先人の知恵を実体験」することで<自然の循環>を学び伝えるところです。「もののけの里」は、体験学習施設であり、精巧な展示品を見る場所にはなっていません。体験し感じ取る力を回復させる場所なのです。
下のエリアMAPを見ると、「もののけの里」がどのように構想されて位置づ蹴られているかがよく分かると思います。
「サトラボ」エリア内に白色に抜けている「もののけの里」がある。これを見ると「もののけの里」は今後、拡張していくだろうと思われる。現在、下側の「森のエリア」が小径を整備中になっている。小高い森の中を散策し生物生命の多様性を感じ取ったりスローダウンした生き方を、エリア全体を体験的に学ぶことにつながっていく。「農のエリア」には、田・畑・果樹園などがあり、「森のエリア」が加わることによって、<循環型の里山>を学べる空間が出現することになります。
サトラボの「ラボハウス」。あいちサトラボの案内を行なう拠点施設で、土間や囲炉裏もあり一服できます。
現在、「あいちサトラボ」エリアでは、「もののけの里」と同位相にするため、また一つのエリアとしてよりまとまって表現されるため、「あいちサトラボ」の正面の森の中に「森の散策路」が整備されています。