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[長久手タイムズ]愛知はカスタムカー&クラシックカー王国なのだ「Paradise Road」(2)

愛知は自動車王国でもあるが、名古屋、そして愛知県としてもクラシックカーを扱う店舗数が全国一多い。その中でも「Paradaise Road パラダイス・ロード」は、国内外のカスタムカーマニア、HOD RODファンにその名が知られている。ビート作家ジャック・ケルアックの小説『On the Road』の主人公サル・パラダイスが、21世紀の路上に蘇ってくるファクトリーなのだ。取材で訪れた時も、米国から驚嘆するような人物が訪れ、下平淳一氏がビルド中のカスタムカーを熱心に見ていた。「パラダイス」を知る者同士が集う。ここが世界にその名を轟かせる「パラダイス・ロード」だ。

「パラダイス・ロード」は、”鬼才”下平淳一氏のひらめきとセンス、そして蓄積された専門の溶接技術とエンジニア力が”エンジン”になっている。米国西海岸で開催されたHOT ROD CUSTOM SHOW2002では、Best of Body Work、Bes of Street Rodといったアワードを受賞。国内外のトロフィーがファクトリーに何気に置かれてある。

一台の夢の様なカスタムカーをビルドするには何年もかかるという。膨大なクラシックカーの情報やデータ、様々なパーツに古いエンジンなどのレストア、ホイールなどのタイヤ周り、ボディメイキングや溶接、塗装など並大抵ではないエンジニア力やノウハウが必要となる。

隣の倉庫には、もはや映画の中だけでしか見ることもない1930年代のシボレーが2台。下平氏が20代後半から全身でその文化を浴びてきた南カリフォルニアのチカーノスタイルへとカスタムされるのを待つ。

一台の夢の様なカスタムカーをビルドするには何年もかかるという。膨大なクラシックカーの情報やデータ、様々なパーツに古いエンジンなどのレストア、ホイールなどのタイヤ周り、ボディメイキングや溶接、塗装など並大抵ではないエンジニア力やノウハウが必要となる。

ファクトリー&店舗&事務所は絶妙な一体感がある。一歩足を踏み入れるとそこにはその道の達人たちを唸らせる様々なアンティークパーツやカーアクセサリーに圧倒される。
さらにアンティークポスター、アンティークな玩具類、カーマガジンが、棚に壁にと所狭しと埋め尽くされている。

PARADAISE ROADは、創業時から二人三脚で運営してきた生井氏と共同経営になっている。
クルマビルド担当が下平氏、2階の膨大な物販を生井氏が担っている。ミニチュアカーや様々なガジェットは、PARADAISE ROADを始める前に、渡米してもともと好きだったものを購入し、月2万円で借りた倉庫で物販していたもの。
大量に仕入れ売れ残ったものもあるらしいが時をへてプレミア物になることも。

この記事を書いた人
1960 年 長久手生まれ。長久手上郷保育園、長久手小学校、長久手中学校、愛知県立旭野高等学校、東京造形大学ビジュアルデザイン科卒。 TVCF 美術デザイン会社 サンク・アール入社後1997 年独立、有限会社 PaSSAGE. を 設立し現在もテレビコマーシャルなどの美術セットのデザインを 手がけ撮影現場も立ち会う。 造形大では写真家の故牛腸茂雄氏の授業を2年間受け写真を強く意識するようになり、仕事の現場ではプロカメラマンに刺激を受ける。愛機は SONY α7・Leica M5・Leica CL 都内品川区在住。

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