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下平淳一氏(1):日本のカスタムカー文化を牽引する

長久手市には、トヨタ博物館や、世界ラリー選手権(WRC)に参戦するラリードライバー勝田貴元氏やモータースポーツ界のレジェンド勝田照夫氏ら自動車文化を牽引しているが、その一方で、チカーノ(Chicanos メキシコ系アメリカ人)が創り出した車高を極端に低く改造するローライダー(lowrider)のクルマ文化のレジェンドも長久手の地に生まれた。

創造性溢れるホットロッドビルダーであり、鮮烈なカスタムカーをビルドし世界を魅了してきた下平淳一氏である(下平氏が運営するParadise Roadは現在、隣の瀬戸市の南部、長久手寄りにある)。

下平淳一氏が42歳の時、カスタムカーのメッカの米国に持ち込みデビューしたROD RIGUEZ(ロドリゲス)。ROD RIGUEZは、1930年製造のFord Model A Tudor Sedanをベースにしている。
この一台が本場米国のカスタムカーマニアたちに衝撃を与えた。2002年のBest of Body Work、Bes of Street Rod、Street Rodder’s Coiceの3つのアワードを受賞することになったドリームカーである。

翌年003年にもディテールアップさせ圧倒的な存在感に仕上がり、新生ROD RIGUEZは、Best of Show アワードをはじめ4つのアワードを立て続けに受賞。

レトロスタイルロッドのカスタムカーの可能性にいち早く気づいた下平氏。そのオリジナリティ、クリエイティブ、好奇心は、日本のShow Carのフィールドに大きなインパクトを与えることになっていった。

ウエストハリウッドのブリッジを走行する1930年代のフォードやシボレーのクラシックカーやカスタムカーの走行イベントの動画を見せてくれた下平氏。まるでクラシック映画の一コマの様な光景であった。下平氏のオフィスにて。

カスタムカーカルチャー・ムーブメントの創立者とも言われるEd “Big Daddy"Roth氏も2001年に、当時Paradise Road(パラロー)が名古屋の名東区にあった時に訪れている。
また世界的メタルロックバンド「メタリカ」のフロンドギターマン、ジェイムズ・ヘッドフィールド氏も訪れたり、Paradise Roadは、カスタムカーの世界のコアファンを魅了している。

これがParadise Roadのプロジェクトカーになっている「Galaxian 」

この日も海外からの訪問者。オーストラリアのシドニーから来たイラストレイターのianさん。インターネットで見つけたGalaxianに惚れ込んで、Galaxianのイラストを描いて下平氏にその画像を「気に入ってもらえれば」とメールで送って来た。ianさんが描いたイラストを下平氏はParadise RoadのTシャツを制作。この写真は、出来上がったTシャツを初めて見せてもらっているianさんと下平氏。

Galaxianに乗って大喜びのIanさん。カスタムカーは世界中の多くの人々との交流を生んでいる。

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