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古民家移築❷ 再利用可能な部材のみ活用? 部分移築か?【長久手タイムズ】

ここが入り口です。1mほどの高さの引き戸になっています。

引き戸の裏側を見ると出入り口全体がかなり丈夫に修復されていることが分かります。

かなり年代物の鍬が掛けられていました。太い梁が印象的です。

土間の上部の構造はなかなか複雑に交差しています。

ちなみにこちらは東京・板橋区の古民家旧粕谷家住宅(板橋区指定有形文化財から、2018年に東京都指定有形文化財に)の画像です。建築年代も江戸中期でだいたい同じ時期で(1723年)、関東地方の古い民家に認められる特徴を多く残し、関東地方では最古級に属する古民家の一つとのこと。ふるさと納税を活用したクラウドファンディングが2度実施され復元整備工事が2年かけて行われました。現在は旧粕谷家住宅として都民に一般公開されています。

これを機会に江戸時代の古民家について調べたり見たりすること、これも面白いし重要です。

太い大梁の上に頑丈な構造があるのが分かります。これが神社の鳥居に似ていることから「鳥居建て」形式と呼ばれています。

2階はこんな様子。日進の旧市川家もそうですが階段は勿論ありません。恐らく梯子があったのでは、2階の奥にうっすらと梯子が見えます。

軒はこんな感じです。

西側から見た古民家

真横から見た古民家

裏にまわるとこんな感じ。真後ろに小さな小屋があります。

後背の様子と後ろの小屋

古民家の前の庭には、幾つもの鉢植え

この記事を書いた人
1960年 長久手生まれ。上郷保育園、長久手小学校、長久手中学校へ。菊里高校、青山学院大学英米文学科卒。英字新聞部「青山トロージャン」所属。編集プロダクションのMatsuoka & Associatesにて学び、編集工学研究所入所。 1990年、洋書写真集・美術書をリースするArt Bird Books設立、1992年中目黒駅前に店舗を構える。2009年から代官山蔦屋書店にて主に写真集のブックコンシェルジェとして勤務。2020年、Uターンで地元長久手に戻る。 『Canon Photo Circle』誌の写真集コラムを1年間連載後、「長久手タイムズ」を始動。

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