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姉妹都市ワーテルローには洒落た小規模ホテルが21軒も!【長久手タイムズ】

ワーテルローにある三つ星、四つ星ホテルの宿泊料金は、大人一名15,000円〜26,000円ほどのようです。
高層で中規模以上の都市型国際的は小さな町のワーテルローには向かないし、観光の需要があってもおそらくヨーロッパの厳しい「景観規制制度」によって規制されているはずです。

ナポレオン最後の戦いとなった「ワーテルロー古戦場跡」 は、現在、ユネスコ世界遺産暫定リスト登録地域であり、世界遺産候補地になっています。

ワーテルロー観光を目的の一つにしている観光客は、ベルギーの首都ブリュッセルに宿泊するか、ワーテルローまで来て宿泊するか他の予定も組みながら「選定」することができます。

観光客によっては国際都市ブリュッセルの都会的ホテルではなく、かつて皇帝ナポレオンが実際に戦った土地の空気や歴史的環境のうちに宿泊してみたいという観光客もいるでしょう。まさに優れた観光地とはその土地に一度は滞在してみたいものだという人間心理や感覚に深くはたらきかける多面的、多層的魅力がある場所といえます。


国際都市ブリュッセルの華やかな都会的ホテルからわざわざ田舎のワーテルローまで(クルマで約20分)足を伸ばして宿泊する観光客が数多くいるように、日本中、世界中から観光客が来園する「ジブリパーク」がフルオープンすることによって、長久手市の地理的、空間的なポジションが明らかに変わりました。
「ジブリパーク」のある、「サツキとメイの家」がある、トトロが棲んでいるかも知れない深い森や里に宿泊してみたい、そんな思いはワーテルローに宿泊する観光客と似通っているはずです。



分かりやすく言えば、「魔女の谷」や「サツキとメイの家」やトトロたちと時間を共有した子供たちや大人たちが、その「体験感覚」や「余韻」を長い移動中に希薄化、消失させてしまいはしないか、名古屋の中心街や他の町にあるホテルまでクルマや電車で大移動するのをどう思うかということです。しかもパーク内を「大さんぽ」した後、みな疲れ切っている状態で。

ディズニーランドやUSJは、外界とは巨大な壁できっちり区切った空間で成立している巨大エンターテインメント装置なので、ゲートを出たら「あー楽しかった!」で日常モードに切り替わることは比較的容易でしょう。夢の国と日常はそれぞれ別のところに設定されているのですから。それでもディズニーランドホテルは、なるべく近くにいたいという夢を強化、補完する存在になっています。

そしてジブリパークは、長久手の東部に広がる深い森と、基本、境はなくつながっている、ということになっています。この設定や条件や環境をうまく活かした観光ゾーンができるのでは。”耳をすませば”森の音がたえず聞こえてくるのですから。

ワーテルローは、皇帝ナポレオン1世が敗戦しヨーロッパの歴史の大転換が始まった歴史的古戦場で、世界中から観光客が訪れる世界的な一大観光地。姉妹都市間の友好親善のための人的訪問交流ですが、コロナ後でありまた「ジブリパーク」オープン後初の親善交流訪問なので、「観光」についても様々な視点で体験的に学べるのではないかと推測します。
青少年(中学・高校生)の募集人数は10名で、市の職員2名と市長が引率者として同行されるとのこと。
2024年 長久手市姉妹都市友好親善訪問団青少年派遣事業募集

ワーテルローにある三つ星、四つ星ホテルの宿泊料金は、大人一名15,000円〜26,000円ほどのようです。高層で中規模以上の都市型国際的は小さな町のワーテルローには向かないし、観光の需要があってもおそらくヨーロッパの厳しい「景観規制制度」によって規制されているはずです。

現在、「長久手古戦場公園」はガイダンス施設を建設したり大幅リニューアル工事真っ最中だが、ワーテルロー市の方も2015年に<ワーテルローの戦い200周年>を記念し、観光の拠点である「ライオンの丘」周辺を大幅整備。

大整備の中核は、「ライオンの丘」の地下に造られた体験型博物館「メモリアル1815」。日本の瀬戸内海の直島に「地中美術館」(2004年 安藤忠雄設計)がありますが、世界でも珍しい地中博物館です! 館内には「ワーテルローの戦い」が学べる展示室、4Dによる大パノラマ映像「ワーテルローの戦い」の再現映像を見ることができます。地中に博物館が造られた理由は、大パノラマの古戦場の展望を邪魔しないよう建設されたためでした。

ワーテルローのホテルの写真画像はすべてネット上のフリー画像から掲載

この記事を書いた人
1960年 長久手生まれ。上郷保育園、長久手小学校、長久手中学校へ。菊里高校、青山学院大学英米文学科卒。英字新聞部「青山トロージャン」所属。編集プロダクションのMatsuoka & Associatesにて学び、編集工学研究所入所。 1990年、洋書写真集・美術書をリースするArt Bird Books設立、1992年中目黒駅前に店舗を構える。2009年から代官山蔦屋書店にて主に写真集のブックコンシェルジェとして勤務。2020年、Uターンで地元長久手に戻る。 『Canon Photo Circle』誌の写真集コラムを1年間連載後、「長久手タイムズ」を始動。

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