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日本一の招き猫ミュージアム訪問 -「となりの瀬戸市」【長久手タイムズ】

尾張瀬戸駅から瀬戸川に沿って600mほど。瀬戸蔵を越え、記念橋までくればもうすぐです。
左の白い建物がミュージアムで、右のおもだか屋は、招き猫グッズなど多種多様な商品を販売しています。


  

全国から集められた招き猫が一斉に福を招く、まさに<福と癒しのパワースポット>! 猫好き必見のスポットです。 

前身の「日本招猫倶楽部 招き猫ミュージアム」は、群馬県我妻郡嬬恋村にありましたが、2005年に陶器による招き猫の産地で知られた瀬戸市に移転する運びとなりました。瀬戸市では、1996年から10年近く官民あげて「来る福 招き猫まつり in 瀬戸」を長年開催してきたこともあり、招き猫ミュージアムの移転はても喜ばしいものとなりました。
「招き猫ミュージアム」は、瀬戸市で長年招き猫などの縁起物を作り続けてきた中外陶園が保存管理運営しています。

現在に至るまで瀬戸の招き猫デザインの豊富さ、バリエーションの多さは日本一とのこと。毎年のように若いクリエイターがあらたな斬新なデザインの招き猫をつくり出しています。

招き猫のお寺と言えば東京・世田谷区にある豪徳寺。その昔、彦根城主の井伊直孝公と豪徳寺の和尚さんが飼っていた白猫との伝説がルーツ。かつては浅草や多治見で焼かれ制作されていたが、現在は瀬戸市で生産されています。

大阪・住吉大社楠くん社の珍しい着物姿の招き猫。毎月最初の辰の日に詣でること4年で48体の招き猫が揃い満願成就。明治時代から続く今も大人気の民間信仰です。

九谷焼の絵付けが華やかな招き猫。大人猫の顔つきです。

一階奥の企画展示スペースにて

猫をモチーフに作家活動をする長久手のひがしりょうこさんの作品も「雛祭りコーナー」にて展示即売会中! 

隣の建物「おもだか屋」の雛飾り

招き猫は江戸末期に誕生し日本独特の縁起物として、日本文化の一つとなって庶民に親しまれてきました。
一般的に右手挙げは「金招き」、左手を挙げた猫は「人招き」と言われていますが、思わず猫も気持ちがたかぶって自在になったりします(笑)。

ダルマや福助どうよう、招き猫は日本ならではの縁起物。右手を挙げれば金運を招き、左手を挙げれば客を招くなど様々な意味が込められてきました。

昭和時代に長らく京都で走っていたボンネットバス。1993年に東海ボンネットバス同好会に譲渡された。
その後、瀬戸市街地巡りの無料バスとして、観光催時に合わせて活躍。2023年よりかつての瀬戸記念橋駅近くに静態保存展示されています。ミュージアム前の建物のやきもの体験スタジオ「STUDIO 894」の裏手にあります。

この記事を書いた人
1960年 長久手生まれ。上郷保育園、長久手小学校、長久手中学校へ。菊里高校、青山学院大学英米文学科卒。英字新聞部「青山トロージャン」所属。編集プロダクションのMatsuoka & Associatesにて学び、編集工学研究所入所。 1990年、洋書写真集・美術書をリースするArt Bird Books設立、1992年中目黒駅前に店舗を構える。2009年から代官山蔦屋書店にて主に写真集のブックコンシェルジェとして勤務。2020年、Uターンで地元長久手に戻る。 『Canon Photo Circle』誌の写真集コラムを1年間連載後、「長久手タイムズ」を始動。

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