小林鑛一:郷土史研究家 長久手市郷土史研究会会員
石作神社の創建は、承和元年(834年)と伝わる。
鳥居近くにある霊石(石神)と神社由来文。
市内を走る名鉄バスのバス停に、景行神社を過ぎたバス停の名が、「東長久手」とある。長久手はまだ東方に岩作や上郷地区があって、そのバス停は長久手のまだ西側にある。私は若い頃から何気に不思議に思っていた。名鉄や役場(市役所)におかしいではないかと連絡しようとしたこともあった。
その不思議が上の長久手の地名の歴史から分かるのだ。江戸以前の大昔は、長久手というのは、今の「長湫(ナガクテ)」の場所に相当し、他に「岩作」「大草」「北熊」「前熊」があって、かなり後に各集落が合併し「長久手」になった。そして大昔の「長久手」の地名の場所が「長湫」になったのだった。