長久手市内には美しい景観をともなった唯一の茶畑があります。モリコロ・ジブリパーク近く東部丘陵の麓に広がる「長久手製茶」の茶畑です。ここでは昭和の時代から茶畑があり、美味しいお茶が収穫されてきました。
今回、「新茶(一番茶)」の刈り取り作業直後、新茶を大きな茶摘み袋に入れて「運び込む」作業を取材させていただきました(取材日は5月末)。刈り取りも含め早朝に終わる作業なので日頃あまり目にすることはない光景かも知れません。毎日飲むお茶も現場を知ると、いつもと少し違った気持ちでお茶をいただくようになる気がします。
コンドーセイコー近く汐見坂の丘陵にある茶畑。昭和33年に祖父の代からはじまった。
栽培している品種は、甘味が強くでて新茶に適した「やぶきた種」と「在来種」。
一番茶の収穫は5月上旬から6月上旬。2番茶が7月頃。さらに3番茶を収穫するところもあるが長久手製茶は2番茶までにしているとのこと。
早朝に摘み取った生茶が大きなお茶袋に入れられ一箇所に集められます。
これだけの量がよくぞ一台の軽トラに載せれるなあ。感心している間にあっという間に全てのお茶袋が載せられ、手際よくロープで結えられていきました。
摘み取った生葉は工場へ。
まず一次加工し荒茶にし、蒸す、揉む、乾燥させるなどの6つの工程をへて、ようやく火入れに入っていくとのこと。その時の茶葉の特徴を掴んで微妙に作業を変えていったり、お茶は手をかけれrばかけるほど美味しくなるため加工作業もまた大切な仕事になっています。
長久手製茶」のお茶は、あぐりん村や長久手グリーンセンターをはじめ、
瀬戸や尾張旭のグリーンセンターにも出荷されています。
長久手特産:長久手グリーンセンター(市庁舎の南側)にて販売中!