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「長久手観音」の数奇な運命!「長久手城主・加藤忠景と岩崎城の戦い」歴史講座❷/講師 内貴健太氏:主催 社団法人 長久手市郷土史研究会/ 令和7年10日5日開催 記録【Nagakute Times】


この観音様は、長久手城主だった加藤太郎右衛門忠景の守り神だったといいます
城主忠景が姻戚関係から出陣していた岩崎城で落命した一報を聞き、一族の奥方たちが城の土塁の地中を掘り、隠して安置。長久手城も焼失したためその後長く行方不明になっていた観音様です(撮影:内貴健太)


長久手市豊善院(真言宗醍醐派)に祀られている「長久手観音」(手前の厨子の中)
大きさは手のひらにのる程のほっこりした小ぶりな観音様です
婦人病にも霊験があり信仰を集めている観音様と伝えらています

江戸時代に、地元の童たちが土まみれの木彫りのものを縄で曳いて遊んでいたものを水洗いしたところ「観音様」と分かり譲り受けて仏壇に安置したとのこと。数年後、夢枕に一刀彫観音様が現れ、長久手城址地内にて祭祀をするようお告げがあったと伝えられています(長久手郷土史研究会サイト

「長久手観音」を直接ご覧になりたい方は、豊善院に連絡を入れご住職にその旨お伝えください
 豊善院の連絡先は豊善院ホームページからどうぞ
 住所:長久手市内越704番地

長久手城址の観音堂
昭和7年(1932年)、城址内にお堂が建てられ祭祀が続けられました。昭和56年(1981年)に新たに観音堂が建てられています

豊善院 長久手西小学校のすぐ裏手

加藤忠景は、白糸威の鎧、天衝(てんつき)の指物を身につけ、月毛(淡い黄白色、クリーム色)の馬にまたがり大身の槍を持って5、6騎の城内に侵入した敵兵を薙ぎ倒していたと複数の資料に記録されています


「絵入太閤記」岩崎城の戦いの場面(1584年4月9日朝)

「絵入太閤記」とは、豊臣秀吉の生涯を描いた物語に「挿絵」が加えられた書物の総称。江戸時代に人気を博し、浮世絵や人形浄瑠璃、歌舞伎の題材にもなるほどで、岩崎城の戦いも名シーンの一つとして描かれています
上掲の様に、本レポートのタイトル付きの画像資料は内貴健太学芸員が当歴史講座用に作成したものになります

丹羽氏の資料によると、岩崎城の戦いの始まりは、城から鉄砲を撃つと池田恒興軍の馬に弾があたり恒興が激怒し、それをきっかけに戦さが始まったと記されています。が、池田軍が布陣したであろう1km先にいた馬に当てるのは無理があると考えられる
一方、池田恒興方の資料によると、池田元助があの城が攻めたいと何度もいうので攻めたと伝えられています
実際には丹羽軍が池田軍を挑発したことで戦さが始まったのだろうと考えています

戦さではじつのところ池田恒興は岩崎城攻めに来ておらず、恒興の息子の池田元助と森隊の一部が実際に岩崎城を攻めたのではないか、そう考えています


城廓研究者の著名なエキスパートは、岩崎城の空堀の大きさ廓や土塁などの調査研究の結果、丹羽氏の城としては大きすぎるので、徳川家の拠点城廓として造り直されていたのではないかと想定しているとのこと

岩崎城の戦いで命を落とした者のなかには、今井姓の者が何人もいて岩作の地に関係するとおもわれる者や、中南弥十郎といった伊勢神宮の来客や町民までも戦に巻き込まれていたとのことです

長久手城主だった加藤忠景の子供たち(三男二女)のその後

長男の加藤景正は、家康と秀忠に仕え、大阪の陣にも従軍。大阪城の城代・阿部正次の大番頭(城の警備)
次男の加藤景親は、清洲城城主の松平忠吉に仕え馬廻組頭に
その後、鳥取藩初代藩主となった池田恒興の三男池田長吉(長久手合戦にも参戦)に仕えています。父親の仇だった池田家に縁あって仕えることに

加藤忠景の三男の加藤和影は、長久手合戦時には幼年で熱田に逃れていました
二男の景親と同様、家康の四男で清洲城城主の松平忠吉に仕え、初代尾張藩主の徳川義直に仕えています
長女は丹羽氏次の妻になったと思われ、次女は、信長、名古屋城の普請奉行をした有名な牧家に嫁いでいます

岩崎城歴史記念館・冬の特別展のお知らせ「戦国武将 丹羽氏次」


この記事を書いた人
1960年 長久手生まれ。上郷保育園、長久手小学校、長久手中学校へ。菊里高校、青山学院大学英米文学科卒。英字新聞部「青山トロージャン」所属。編集プロダクションのMatsuoka & Associatesにて学び、編集工学研究所入所。 1990年、洋書写真集・美術書をリースするArt Bird Books設立、1992年中目黒駅前に店舗を構える。2009年から代官山蔦屋書店にて主に写真集のブックコンシェルジェとして勤務。2020年、Uターンで地元長久手に戻る。 『Canon Photo Circle』誌の写真集コラムを1年間連載後、「長久手タイムズ」を始動。 mail address:nagakutetimes@gmail.com
コメント (3)
  1. zoritoler imol より:

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