一見、日常の生活や仕事ではあまり話題にされることがなかった「財政」や「お金」のことについて、「長久手タイムズ」でも取り上げます。というのも「長久手タイムズ」のカテゴリーに「Life & Sports」があり、「財政」や「お金」は私たちの<日々の暮らし>=「Life」に大きく関わっていることから、あえて取り上げないことも不自然なのではと思うからです。
「そして「財政」や「財政の健全化」は、国だけでなく私たちが暮らす自治体である長久手市のそれをも含めるものです。向こう30数年、「財政の健全化(プライマリーバランスの黒字化)」は”絶対的目標であり、誰も反論しようのない善”のように語られ報じられてきましたが、かなりの数の国会議員や地方議員、そして国民も気づきはじめてきているようです。
「財政の健全化」を達成させるための「緊縮財政」だけを求めるのは、国力を削ぎ国民を疲弊させることにつながっていきます。世界的にもはや遅れた視野狭窄的、盲信的な財政論を、国民として、市民として、こんにち何が大きな問題、議論になっているのか、「お金」について何を知っておくべきなのかと思い、あえて今回、4本のYoutube動画を取り上げてみました。
いろんな意見があろうかと思いますが、現代経済学のもと、世界各国の政府やバンカーが共通して確認している「信用創造」について語っている動画を中心にしています。話の出発点、共通点になるからです。これは日本銀行、日本銀行協会も同意、認識しているところです。
日本は何を履き違えてしまったのか。何が起こり続けているのか。
生産性が低いとかの問題などでなく、財政政策の間違いがなければ、おそらく現在時給は、2,000円をゆうに突破しているはずです。石破新総理が2020年代には、自給1,500円を目指すと政治目標に掲げていましたが、その頃には欧米は時給3,000円になっているでしょう。
このままの財政へのアプローチが続くと、日本一若い町・長久手市ですが、多くの子供たちが20代、30代になって海外に一度も訪れることができない、そんな状況に陥ってしまいかねません。
現在、日本各地で新たな胎動があちこちで巻き起こっています。そんな一旦をyoutube動画として共有したく思います。
👉「責任ある積極財政を推進する議員連盟」のサイト ー令和の高橋是清、池田勇人を目指して
2014年から世界に広まったお金の「信用創造」のこと
お金の「信用創造」について説明する英国の中央銀行「BANK OF ENGLAND イングランド銀行」の動画
モダンエコノミー下でお金はどこからやってくるのか質問している
👉「MONEY CREATIONについて」イングランド銀行の説明:サイトへ
若手の経済アナリストたちの話を聞いてみよう!
政府の黒字は、国民の赤字のはなし!
すでに世界では、財政健全性を図る指標はPB黒字化ではなく、『政府純利払い費/GDP』にシフトしている
早稲田大学エクステンションセンターでの公開講座より
講師:永濱 利廣 第一生命経済研究所 経済調査部・首席エコノミスト
「経済指標から読む日本経済のリアル」
「G7国債の5年以内のデフォルト確率を比較すると、日本はG7諸国中ドイツに次いで2番目に低いのに対し、英国は日本の2倍以上の水準に達しており、イタリアに次いで二番目に高い。
財政リスク最高のイタリアがPB黒字だったことや、海外主流派経済学者や米財務省が財政健全性を図る指標の重要性を『政府債務残高/GDP』から『政府純利払い費/GDP』にシフトしつつあること等から、日本の財政健全化目標も国際標準に近づけることが必要である」永濱 利廣