長久手市の東部丘陵から、瀬戸市側に入ったほんのすぐの竹林の中に、なんと世界文化遺産の白川郷の「合掌造りの家屋」が佇んでいます。モリコロパーク、ジブリパークからもクルマで僅か2〜3分。知ってる人は知っている、長久手や瀬戸市民でも知らない人は知らない、そんなエリアになっています。
じつは「合掌造り」の建物は、白川郷から移築され、半世紀近くもこの同じ場所にあります。名古屋のドレスメーカー山田学園の園長が移築し、初期は研修施設として活用。その後は長らくほぼ誰の目にも触れない沈黙の建物になっていましたが、自然に囲まれたグランピング事業を行なうWOOD DESIGN PARKが、非日常体験のシンボルとして合掌造りの建物を再生させました
2周年を迎えてさらに整備され、東部丘陵の中のくつろぎの和空間としてパワーアップした「合掌造り」。今度、ご友人たちと立ち寄られてみてはいかがでしょう
合掌造りの1階は、和風喫茶「自然薯茶屋」。縁側に出てゆっくりくつろげます
空と樹々の緑、鳥の囀り、流水の心地よい音。静謐な空間に身を浸すことができます
WOOD DESIGN PARKは入場無料です。現在、WOOD DESIGN PARK瀬戸が合掌造りの維持管理・運営をしています
手前のゲートから入場できます。駐車場は上図の左方にあります
昭和30年代初期、白川村の電源開発で湖底に沈む運命だった
実際の合掌造り家屋が、当時移築されました
昨年、合掌造りの1階にOPENした茶屋がさらにパワーアップして、究極の古民家を活用(保存維持も兼ねる)した、贅沢なくつろぎの和空間で心身リフレッシュ。大きな囲炉裏を囲んでの飲食を楽しむこともできます
合掌造り建築は1995年に世界文化遺産に登録
世界文化遺産となった今は合掌造り建築はもちろん移築できません
1階の「自然薯カフェ」の奥まった場所には、6畳、4畳など幾つもの素敵な座敷も設けられています
昭和初期頃に使われていたシンガーミシンや今ではアンティークとなった家具などが何気なく置かれていたりします
合掌造りの建物の東側は、サツキとメイの家の同じく東側の空間にどことなく似ています
新たに導入された白いパオの様な「グランピングBBQサイト」
なんとこの中に、空気清浄機、冷蔵庫からハンモック、トイレ・洗面所、ソファー、ベット、ベビーベットなどが揃っている夢の様なサイト
冷暖房完備の快適さを追求した日帰りグランピングBBQサイトの中
WOOD DESIGN PARK瀬戸を率いる片岸亮さん
茅葺きの切妻屋根の急勾配(手を合わせ合掌する形)の姿形が美しいと同時に迫力もあります
管理棟には、自然の中で子供たちが遊べるよう竹のポックリなど幾つもの遊具などが用意されています
合掌造りの傍らにはアウトドア&BBQテントが居並んでいます
合掌造りからつながるエリアにある真っ白いグランピング施設。ジブリパークから最も近い(車で3分程)宿泊施設になっている
春夏秋冬で表情を変える合掌造り。夏は樹々や庭は緑で彩られます
*最も分かりやすいルートは、リニモのモリコロパーク駅から愛知県立大学の前を通過し瀬戸山口方面へ至る道を行くルートです。2分もしない内に左手にWOOD DESIGN PARKの看板がある所から直接駐車場に降りて行くことができます