長久手にはモリコロパークや東部里山だけでなく「樹木」を感じる場所が市街地にもあります。景行天皇社や富士社からもほど近い杁ヶ池交差点から100mほどの場所にある「東濃ひのきの家」のモデルルーム=「長久手Studio」(by 株式会社中島工務店)です
先月お伺いした「木まま工房」はその東濃ひのきを用いたクラフトショップですが、工房に連なり「東濃ひのきの家」が建っています。「東濃ひのき」といえば、伊勢神宮遷都の際の御神木や金閣寺、名古屋城本丸御殿の復元建材でも用いられ、日本の木材の聖地の一つ、岐阜県東濃の加子母(かしも)の森で採れる最高品質のひのきです
「東濃ひのきの家」はどんなところか、何を体感できるか
新年早々、「樹木」を”暮らす”視点から触れてみてはいかがでしょう
「東濃ひのき」の特性に応じた使用場所などが分かりやすく展示されている。at「長久手Studio」
東濃ひのきがもちいられた「長久手市 平成こども塾 丸太の家」
長久手東部にある「平成こども塾 丸太の家」には、そのネーミングの通り巨大なひのきの丸太が用いられている。そのずっしりとした美しい丸太は岐阜県東濃中津川の加子母(貸簿)で採られた建材が運ばれてきました。建築施工は(株)中島工務店が担当
この時のレポート:「公共木造建築物とウッドマイルズ – 長久手町平成こども塾建築における環境負荷削減効果」(2006年)
「木の国・山の国」 東濃 加子母から
東濃加子母の風景
岐阜県は、森林率日本第2位、県土の8割が森林というまさに「木の国・山の国」。世界でも稀に見る高品位な「循環の森」が成立している
画像元:岐阜の旅ガイドより
伊勢神宮 式年遷宮 伊勢神宮Websiteより
東濃中津川市の加子母は、伊勢神宮式年遷宮における御神木の御用材が伐採される土地として知られています
長久手合戦で戦った徳川家康や豊臣秀吉も城や神社仏閣の建材にと重要視した場所に。江戸時代には尾張徳川藩領土に
名古屋城本丸御殿の復元建材にも用いられています
2階に上がると森閑としつつ不思議と明るい空間に突然入り込んだかのような感覚に全身がくるまれます。
同じ「家」とはいえ、無垢の木の温もりや心地よさがこれほど違いを生み出すのか。
上品な和室ではなく、洋間にさらに大胆な住まう提案が施されていたことが、サプライズと初めての感覚をもたらしたのでした
同じひのきでも地域によって色合いも香りも異なる:
わずかに黄色味がかった木曽ひのきと異なり、東濃ひのきはうっすらとピンクがかっているのが特徴とのこと
広がりのある床にはしっくりくる長良すぎの床板が敷かれた床
床にはどんなカーペットを、という認識しかなくなった現代日本人からすると、そもそもカーペットを敷く必要性がまったくないことに驚きます。また窓から目視できる交通量の多いグリーンロードの喧騒も遮断
壁面は外気をほぼ遮断する工法と技術が投入されているため、いわゆる「夏は涼しく、冬は暖かい」という古えの日本家屋の本来の特徴が如何なく発揮されている。暖房・冷房を極力必要としない建築構造となっている
ひのきは日本の風土に合った日本特有の樹木
300年、500年、1000年先、長久手の地に残り続ける東濃ひのきによる家屋
本格の日本家屋と思いきやこの広い窓。室内空間が明るいのは天井が高く、外光の採り方もおよそ異なるため。日本家屋の固定観念を破る提案が随所に
キッチンへとスムーズに移動。こちらも間仕切りが無い。床材は綺麗すぎる木材よりも、本物感を感じてもらえるようあえて木目がよく分かるしつらえにしてあるとのこと(特に若い方はリアルな木目を好まれる)
ひのきは日本の風土に合った日本特有の樹木
300年、500年、1000年先、長久手の地に残り続ける東濃ひのきによる家屋
小林尚長支店長 株式会社中島工務店名古屋支店
高品位な東濃ひのきをふんだんに用いた家屋は、優れた神社建築と同様、50年や100年で老朽化がすすむものではありません。
高級マンションも半世紀も経てば構造的な性質上リニューアル対策が必要になってきますが、東濃ひのきで支えられた木造建築の強靭さ、安定感は群を抜くものがあります
2階のリヴィングからつながっているある場所へ
「こちらへ、どうぞ」と案内された先にはなんと青空が見えるオープンテラスでした。
「東濃ひのきの家」の最初のイメージからは想像できないサプライズな空間設計と提案が随所に
間仕切りが無い2階フロア。壁土も中島工務店ならではの工法と技術が施されている
冬の寒さ、夏の暑さに対応した壁の断面
6重になっている
内壁、外壁は一般的にも水分をよく吸収率する砂岩壁(sandstone)だが、ここでは湿気を調節してくれる鹿児島桜島の火山灰(シラス)が原料になっている
そのため冬場は室内がカラッと、夏場はスッとする自然の断熱材である火山灰が活躍します
中島工務店が近年愛知県下で建築した代表例
「瀬戸永泉教会」愛知県瀬戸市
2010年 礼拝堂が登録有形文化財に登録
2022年 礼拝堂の耐震改修及び増築工事 ㈱中島工務店が施工
2022年 第30回愛知街並み建築賞受賞
法堂は妙厳寺本尊の十一面千手観音像を安置
老朽化のため2016年に取り壊され、かつて
宝雲殿のあった場所に、中島工務店が新しい
法堂を施工
2024年11月22日落慶式
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