長久手古戦場公園再整備工事が始まった。佐藤新市長が3つの築山を計画通り切土するのか残すのか、市民の要望もあるなか再検討するとの公約は、市長当選後、再検討を重ねた上で最終判断がくだされ、すべて築山を切土(削り取り)し、真っ平らの芝生になることに決定しました。
築山切土の判断は、これまで積み上げられ計画されてきた「古戦場公園再整備基本計画」と「史跡長久手古戦場保存活用計画」に大きな変更は時期的に困難であること、今後重要になるガイダンス施設などの整備事業の工程に大きな影響が生じること、また文化庁からの補助金(2億2000万円)や助言にも影響が出ることへの配慮があったようです。様々な経緯から複雑方程式と化してしまっていた再整備事業。さてこの地への古民家移転は、、。
一連の経緯、田崎あきひさ市議会議員の質問と、新市長の回答はこちらから。→ 田崎議員オフィシャルブログ
上空から見ると、市花「サツキ」によるハート形。
この時代、意外とシンボリックな存在だったのかも
古戦場公園にある築山の風景。春には2つの築山は長久手の市花「サツキ」でハートの形に。築山の頂きには、家康が座して軍議をひらいた色金山の床机石を模した巨石も。全体が長久手合戦の縮景となっています。築山のもう一つの築山は右端に見えます。(2023年春撮影)
古戦場公園東側路上から石積みの上の公園を望む
駐車場入り口側
古戦場公園の正門側。すでに立ち入り禁止。 駐車場側の立て看板
古戦場公園を東側から見上げると
画像:共に長久手市が公開している「古戦場公園再整備事業」(市民ワークショップ・ニュースレター、事業スケジュールのPDF)からの引用 /
再整備計画は、公園内の南側の奥まった場所に立つ庄九郎塚(池田勝入の長男。父と共にこの地に散った)への通景を確保するため公園入り口の石階段の左手のアカマツなどの古木が何本も切られています。手前に切り株。
すでに公園内は立ち入り禁止。築山のあるあの公園はもはや記憶の中だけのものに、、。
近所の幾つもの保育園の遠足コースの一つが残念ながらなくなりました。
築山はすでに丸裸状態。表面に根を張っていたサツキなどの樹木は全て取り払われていました。こうしてみると見るも無惨な姿、、、。
巨石が呆然と立っているだけ、、恐らくあと数日で巨石も無くなります。
築山にクレーンが、、
駐車場側は、赤いカーテンが。