モリコロパーク・ジブリパークからクルマでわずか3分。同じ東部丘陵の樹林の中に白川郷から移築された素晴らしい「合掌造り」があります。4月には外庭の涼しげな水遊び広場ができあがり、「合掌造り」の一階は「自然薯茶屋」として解放され営業をはじめています。
懐かしさが漂う「合掌造り」はこのパーク(WOOD DESIGN PARK 瀬戸)のシンボル。その周りに手ぶらで来ても楽しめるBBQ施設やグランピングテントの宿泊施設も充実し、アウトドア体験初心者にも利用者が増え始めています。パーク施設内は入場無料になっています。
家屋の手前にある石碑。「この合掌造りの建物は、岐阜県大野郡白川村鳩ヶ谷に在住中の下方誠一様の住居にして天保年代の建築にかかるものなり。….
一見の家に一族として三十人くらいの男女が住み、結婚できるのは家長と長男の二組だけで、他の者は結婚せずに一生を送るという風習はもう昔物語りにすぎず、隔絶せる世界を感じさせる。….
この建物は昭和三十年代前半に流域の電源開発に伴い湖底に沈む運命となりしため現在地に移築したものである」学校法人山田学園 理事長 山田健市
自然薯ごはんが一番のうりとのこと。それに蕎麦を加えて1,380円。合掌造りの中で味わう自然薯ごはんは格別です。美味な抹茶セットもあります。
右の階段から2階へ上がっていけます。
手に触れるもの見るものすべてにおいて木があしらわれ居心地満点の喫茶空間です。奥に大人数用のテーブル席と個室も用意されています。
連休中は満席。週末もかなり人出がありゆっくり楽しみたい方は平日が良いでしょう。(写真は5月15日午後2時の様子)
囲炉裏の存在が空間に余白をもたらしまろやかな風を運んできます。
外庭にある水場で鮎釣りをして囲炉裏で焼いて食べれたりもします(現在はすべて完売終了)。囲炉裏はまた他の料理が用意されるようです。
整備された「水遊び広場」。丸太をつたって中央の島に行けます。暑い夏には子供たちが水遊びもできる自然のなかの体験型グランピング施設です。
テントのあるBBQ施設。手ぶらで来ても、その場で思いついてもバーベキューを楽しめるとのこと。WOOD SESIGN PARK 瀬戸 サイトでチェック
合掌造りの2階を覗いてみましょう
*17時以降は宿泊者限定の利用となっています。
2階に上がると合掌造りの見事な工法を間近に見ることができます。研修スペースとしても活用できるとのこと。オフィスとはまったく異なる環境の中、自由な発想が飛び交いそうです。WOOD DESIGN PARKでチェック
白川郷の豪雪地帯のため雪下ろし作業をしやすくするために急勾配になっています。金物を一切使わず、丸太を屋根の頭頂部で交差させる叉首構造は、自然の中で暮らすことを考え抜いた古の日本人の知恵の結晶です。
水場では鱒釣りも実施されていました(現在終了)
*Google Mapが推奨するルートではなくモリコロパーク経由で行くのが良いでしょう。モリコロパークから県立大学前を通過し陶磁美術館方面へ向かうと、左手に「WOOD DESIGIN PARK 瀬戸」の駐車場入口の看板が見えます。そこを左折し降りていくとすぐに駐車場があります。