長久手東部上郷で工事中の東海大府瀬戸線に新情報!
8月5日に開催された住民説明会で、大草交差点からあぐりん村・福祉の家 長久手温泉ござらっせ〜前熊下田2字路までの約400mを、来月9月2日になんと先行開通させるとの発表と説明がありました
今年春頃よりこの区間の道路工事が急ピッチに進んでいたようにみえたのは、全線をセパレートして先行開通させる事情とスケジュールからだったようです
住民説明会の僅か2日後の今月8月7日に一気に大きな道路標識が立ち風景が一変しました
イオン長久手方面から長久手大草までの約1.5キロの長久手工区が、約1年後に全面開通するとの情報がこれまで出回っていたので、住民説明会での1カ月後の部分開通の説明が出たときには、空気が変わったようでした(道路規制や公共交通などバス停の移動や運航ルートの一部変更なども生じるため関係者はもちろん知っていた訳ですが)。
それでは現状の道路整備状況と説明会の様子を資料を交えその一端をレポートいたします
8月6日に設置された巨大な新たな道路標識(8月7日撮影)
道路標識の上部と中央が濃い青色になっているのは、日進、イオン長久手方面へ遠じる山中の道路が完成までまだ1年弱かかるため
工事中の長久手工区はすべて4車線。この区域は歩道をしっかり取ってあり歩道含めた道幅はかなり広い
幅員25m。両側に各3m幅の歩道設置
左手に長久手温泉「ござらっせ」、奥の小高い山が岩作御嶽山
道路は御嶽山からつづく、かつて縄文期の古墳が幾つか発見された丘陵を深く削って貫通する
大草交差点すぐ近くの工事状況。すでに「大草新交差点」や歩道となる側道も綺麗にアスファルトが敷かれ整備されている
アスファルト舗装が適宜終了していくと、8月後半にはガードレールや新交差点の信号機が入り始めます
大草交差点のすぐ手前までアスファルト舗装はほぼ完了状態
1日1万台のクルマが通る交差点をいかにスムーズに移設させるか
複雑方程式を解くようなプロジェクトが間もなくはじまる
長久手福祉の家 集会場(2F) にて 道路の工事及び通行止めに関する住民説明会(8月5日開催)
❶新設県道の通行開始について
❷市道郷前溝下1号線及び市道郷前大日2号線の通行止めと、迂回のお願い
❸今後の工事のスケジュールについて
●長久手市からの通行規制の説明(長久手市ホームページ)
1年後に工事区間(長久手工区)の全面開通ではなく、
なんと一部が、9月2日(予定)に先行開通へ!
その理由と事情とは?
県道瀬戸大府東海線の新設道路発注者である愛知県尾張建設事務所・道路整備課が開催した工事説明会で、地元住民に配布された資料マップ
大草交差点から香流川を通過し福祉の家・長久手温泉ござらっせへ至る市道郷前大溝下1号線が当面の間、全面通行止めに
「全面通行止」になる市道は、新県道と高低差が2mあり、高さを一定に保には2mの盛り土をする必要が出る
そうなるど現在通してある上水道の管とガス管が盛り土の荷重に耐えかねて将来毀損する可能性が生じるための措置を図るため来年3月まで半年間通行止めとする
現在の大草交差点の信号機を撤去へ
大草交差点の切替による当面の混雑予想と迂回の協力
地元住民からは、全線開通まで迂回道路となる前熊交差点と前熊下田のT字路での渋滞や混雑の危惧などの声が上がった
(はたして交差点角にあるうな幸の駐車場にクルマはうまく入れるのか?)
田籾名古屋線とのT字路(前熊下田)には、誘導員が4名配置される
2026年3月(予定)からは通行止めになっていた現・大草交差点から香流川を通過し福祉の家・ござらっせ温泉への道が通行可能になるとのこと
また、前熊を走る県道田籾(たもみ)名古屋線と開通する新設道路の交差点は、今後の十字路の交差点としての準備が整い次第、信号機が設けられるとのこと
信号機を管轄する愛知県警の信号機設置の基準として、後に十字路になることが決定しているT字路には信号機を敷設できない決まりがあるため、それまではやむなく誘導員を開通の当日から4名を配置し手信号で交通整理を実施するとのことです
現・大草交差点付近
現・大草交差点。新設道路とすぐに連結できるようぎりぎりまで道路が敷設、整備されている
9月2日予定で交差点が切り替わるため、それまでに新旧の道路が一気に接続される
交差点のすぐ近くに新たな大きな交差点ができ役割が交代されるのは、1970~80年代と違って結構珍しい光景だ
県道57号線 大きな道路標識が取り外された
県道57号線から整備中の新交差点方面を見る。敷設最終段階へ