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「厭離穢土 欣求浄土」- 色金山公園(2)

「厭離穢土 欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど」とは、大河ドラマ「どうする家康」で「桶狭間の合戦」後に元康(家康)が辛くも逃げ込んだ大樹寺で、住職が自死を覚悟した家康を諭した言葉だという逸話が残されています。
「穢れた現世を逃れ清らかな仏の国(あの世)に生まれることを望む」という仏の教えを説いたもの。「穢土」=戦国の世、浄土=平和な世ですね。家康はその後、平和な世をつくり出すためにこの「厭離穢土 欣求浄土」を旗印に挙げたと言われています。

色金山より家康が見ていたであろう当時の景色のあり様が描かれています。当時すでに建てられていた影行天皇社、長久手城跡などが、「尾張名所図会」を参考に描かれています。

「家康軍議の図」1996年 夢童由里子 作 床机石から展望し、軍議を寝る家康の姿。テラスの下側にまわると大きな2つの作品を見ることができます。

この記事を書いた人
1960年 長久手生まれ。上郷保育園、長久手小学校、長久手中学校へ。菊里高校、青山学院大学英米文学科卒。英字新聞部「青山トロージャン」所属。編集プロダクションのMatsuoka & Associatesにて学び、編集工学研究所入所。 1990年、洋書写真集・美術書をリースするArt Bird Books設立、1992年中目黒駅前に店舗を構える。2009年から代官山蔦屋書店にて主に写真集のブックコンシェルジェとして勤務。2020年、Uターンで地元長久手に戻る。 『Canon Photo Circle』誌の写真集コラムを1年間連載後、「長久手タイムズ」を始動。

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