長久手と瀬戸にまたがる東部丘陵の森の中にある愛知県立陶磁美術館(Aichi Prefectual Ceramic Museum)が、リニューアル休館に入った。リニューアルオープンは2025年4月予定とされています(一部施設は早期再開も)。陶磁美術館は1978年に開館しているので、2023年で45年目を迎えていた。
施設全般の老朽化が目立つようになったきたため大規模な改修工事が必要な状況になったとのこと。休館中は、所蔵する膨大な陶磁器コレクションを活用し、名古屋などの他の美術館・博物館などでの展示活動が予定されている。リニューアルされたら早々訪れてみよう。
重層する屋根に望楼がある和風モダンな建築は、愛知犬山の森に広大な明治村を創り出し、ホテルオークラの設計者として知られる谷口吉郎氏晩年の傑作建築。館内に入ると普通の美術館とやはり異なりその吹き抜けに驚きます。
すぐに目につくはホテルオークラの内装にも使われたオークラランタンです。和風の内装意匠を際立たせるボーダータイルは瀬戸で焼かれたものです。
改修工事の内容は以下とのこと:
・建築工事(特定天井脱落対策、屋根・外壁改修、床・壁修繕、トイレ改修など)
・電気設備工事(来客エリアのLED化など)
・機械設備工事(空調設備改修など)
・エレベーター改修工事