長久手を拠点に、約半世紀にわたってこだわりの和風建築をつくり出してきたイトウ技建(創業1966年)
イトウ技建の本格の和風建築は、数寄屋づ造りの注文住宅だけでなく、「ひらのや」「うな幸」「瓢家」など長久手を代表する伝統ある店舗造りから、鎮守の森の神社仏閣に至るまでイトウ技建の匠の技が支えてきました
長久手の風情溢れる木造建築について2025年の今日から少し振り返ってみましょう
美意識に貫かれた和風建築から、何かをきっと感じ取れるのではと思います
本社の裏にある資材置き場と作業場
イトウ技建株式会社・社長の伊藤良文氏 後ろに建つ一戸建てはイトウ技建の住宅展示場
玄関から外観、塀、壁、軒、部屋の造り、内装などの内観など、家のすべてが展示場になっている
現在、1階の広いリヴィングと和室、キッチンが「レンタルルーム」として貸し出されています(本レポート後半に紹介)
本社入口付近の様子
イトウ技建が設計・施工した実例(本社エントランス近くの壁に紹介された写真から)
イトウ技建がこれまでつくってきた戸建て住宅模型
「現在、数寄屋づくりの和風建築は数が減り、受注も先代の時代より減っているのが現状です。とくにコロナ後は、自社だけで受注する100%設計・施工は難しい時代になっています。多くなっているのは、建築家が設計する一戸建ての<施工>です。と同時に、時代の反映で、改装・リノベーションの仕事が多くなっています。
その一方で、信頼し合った職人たちで組織した協力体制と私たちが育てた腕ききの大工さんたちと連携して、若い人に本物の木の家の良さを感じ取ってもらえる<雨楽の家>造りにも参画しています。若い人にも届く価格帯でお客さまのこだわりに応える自由設計の和風建築です。
ひところ耐震性がよく話題になりましたが今では<省エネ性能>が何より優先されてます。軒が深いと涼しく、風通しもよい木造家屋の良さをぜひ感じ取って欲しいなと思っています」(伊藤社長 談)
伊藤邸(長久手)技建
和風住宅の美しさは屋根まわりにあらわれるといいます。外観スタイルは予想以上に変化をもたせることが可能で、和風外観にモダンな外装を組み入れたりすることで見事なグレード感を醸し出しています
「高耐久性木造住宅」として内装、和室も匠の技が発揮され趣気のある和の空間がまるで高級旅館の様です
「ひらのや」「うな幸」「瓢屋」「卯月堂」など和風店舗の美意識
長久手市役所前に建つ手打ち蕎麦と定食が食べれる「ひらのや」
イトウ技建は「ひらのや」の「和」の心を感じさせる伝統的数寄屋造りの施工を担当(設計はひらのやのご主人の近い知人が担ったとのこと)。チェーン店の店舗と異なり重層的な屋根や建築は建築施工職人の技ならでは。独特な趣きと風情が漂う
長久手東部「長久手温泉 ござらっせ」の筋向かいに建つ鰻の「うな幸」
イトウ技建・現会長時代に施工を担っている(昔の増改築時の施工も)
また長久手市役所のはす向かいのもう一つの長久手の鰻の伝統店・瓢(ひさご)家もまたイトウ技建の施工。天然木による匠の技と鰻や寿司など素材を活かすお店は抜群の相性であった。大草交差点近くにかつてあった蕎麦屋のふじ屋や岩作の大田寿司も施工している
東部大草にある和菓子で知られる「卯月堂」
イトウ技建は設計・施工を担った(店舗デザインは卯月堂オーナーとイトウ技建による)
店舗内に一歩入ると天然木の温もり風が心地よく通り抜ける設計に気づかされる
長久手初の民泊「オリーブとぶどう」の民家リノベーション
2023年1月にオープンした長久手初の民泊「町屋ステイ オリーブとぶどう」のリノベーションを担当
畳店だった古民家の各部屋がジブリのキャラクターイメージと一体化し人気の民泊に様変わりした
長久手の神社仏閣の施工を担う
イトウ技建は昭和の時代に、大草・永見寺、北熊・神明社の各々本堂を(大草・熊野神社の修理等)、また岩作・安昌寺の鐘撞堂などを施工しています。岩作(岩作西集会所を施工中)や大草の各集会所(公民館)なども施工
和風の住宅展示場を「レンタルスペース」として開放
レンタルスペース 住宅展示場内1階の「時間貸し」:1時間2200円(税込)
飲食持ち込み可、駐車場・エアコン・モニター・ホワイトボード有り
詳細はイトウ技建まで: 0561-62-2414
イトウ技建:レンタルスペースサイトへ