現在、長久手はいろんなタイプのサイクリストたちにとって格好の走行コースになっています。とくに猿投山方面の東に向かうグリーンロードや東部の自然豊かな里山エリア、起伏のある東部丘陵地帯は、広い空の下、自然環境を満喫しながら走行することができるエリアになっています。週末になると朝7時には、ウエアで決めたサイクリストたちが丘陵地帯がある東に向けて気持ちよく車輪を走らせています。
『今回、私、Hiroki AOYAMAが選定する<長久手発サイクルコース8選>の第2回のコースを紹介します。第1回でお話ししました様に、<サイクルコース8選>は長久手を出発地とする爽快なサイクリングコースのセレクションです。私自身、長久手出身で現在も長久手先達に住み、時間が取れればあちこちを愛車で走行しています。
愛知県は、少し行けば海があり、山々や大きな河川があるだけでなく、長久手の地の様に日本史でも重要な史跡や見事な城郭が各地にあります。今回は長久手の戦いになる直前に、秀吉方が陣を置いた国宝犬山城を目的地としました。
木曽川沿いの城下町には美味しい地元メシや蕎麦屋があり、犬山へは2度目になりますがここもサイクリストにとって一興の地でありました』青山弘毅
今回も出発点は長久手古戦場公園です。徳川家康と羽柴(豊臣)秀吉が唯一激突し、家康勢が勝利した場所です。右の写真の後方は長久手西部の街並みとさらに奥は名古屋市街です。主戦場だった仏が根を北上し、少し街中を抜け快適な図書館通りを走り、そして瀬戸市方面へ、そして矢田川へと向かって行きます。長久手市の標高は平地で60m程。この歴史公園一帯は少し小高いので70m程からのスタートとなります。
長久手出発のサイクルコース
❷戦国武将コース
「長久手古戦場公園 → 犬山城」
走行距離 片道約46km、往復約93km
走行時間 5時間35分
ランチ&休憩 60分
小牧駅の地下道を走行中
人間の徒歩だと片道46kmは、途中1泊が必要。秀吉もここ犬山(家康が陣を置いた小牧城はこの南方10km)から途中1泊して長久手に向かったはずだ。自転車なら2時間半から3時間なのだ。自転車を足を使って漕ぐと、空間が途切れなく繋がっていることが実感できる。俯瞰的に物事を感じるようになるかもしれない。
今日の心拍数は101。問題なし。
朝、7時10分に出発!
最初の頃は少し上がる時もあったが、次第に安定した数字に。
最大は、帰路で長久手へと入った頃だった。
長久手市中央部の平地は標高50~60mほどで。長久手古戦場公園は少し高台になっているので約70mから出発。
市を北上し、矢田川河川敷へ。そして庄内川でも河川敷を走行。快適な走行路がある。河川敷へ入ると標高は一気に低くなり20mへ、そして10m以下へ。そこから再び60mまで上っていく。
犬山は、広大な濃尾平野のやや北側にあるため標高的には長久手よりも低いくらであるが、いったん高度は増していく。
ちょっと乗り慣れたら往復5時間半、100弱のコースは程よい心地がするコースでしょう。カロリーも1,603で程よく減量できます。
クルマですと、場所によってGPSマップに頼り過ぎてしまい、方向感覚や位置が身体に入ってきません。自転車の場合、自力で漕ぐため、地続きで方向感覚や地図が内側に形成されていく感覚がありそうしたことも醍醐味の一つ。
上空からの春の犬山城。今度は春にでも行こうか。紅葉も見事らしい。
そばの平甚・犬山店(犬山城下)にて美味しい蕎麦を食す。美味い!