市内にある愛知県立芸術大学の美術学部「デザイン専攻」の展覧会に6月初旬に立ち寄ってみた時の記録です。
じつのところ平成元年(1989)に美術学部デザイン・工芸科の学科増設があったこともあり、県芸大のデザイン科はその時からと勘違いがあった。もともと1966年創立当初の美術学部美術科の中に「絵画専攻、彫刻専攻、デザイン専攻」があり、今回の展覧会はその「デザイン専攻」の展覧会でありました。
キャンパスにある芸術資料館での展示は、入り口「ご挨拶」からさすがデザイン学科だけあって展示の様々な部分にもデザイン学科ならではのスタイルとメッセージ。こうした視覚的体験は街中ではそうはなく、芸大生ならではのフレッシュな取り組みを感じることができた。
「デザイン選考」のテーマはそれぞれ現実社会に落とし込んだところに設定されるので、今後もまた長久手への多様な場面での”デザイン・プレゼンテーション”が楽しみです。
芸術資料館2階のスペースは、外光と外の森林の景色と開かれた展示空間です。
コメダ珈琲店で使用された「おしぼり」をアップサイクル!
廃棄物で紙をつくる!
廃棄物でつくられた紙。和紙と同じ作法のものも
”公開プレゼンテーション”で社会へ発表
デザイン専攻展覧会は、在学中の4年間の集大成となる制作に挑んでいるプロセスが披露されています。自ら設定したテーマで企画から制作までプランニングされていきます。展示することによって他者からのフィードバックも得ることができる、そうした契機を含んだ展覧会です。
このデザイン専攻展覧会は、それまでの成果を、社会への”公開プレゼンテーション”と位置づけているとのことです。