長久手里山エリアを南北に走る県道57号「瀬戸大府東海線」の道路工事の最新レポートです。今回は愛知用水に難関だった橋がかかった様子と、丘陵を貫通する造道の様子のレポートとなります
愛知用水への架橋がおよそ完了したことで、「瀬戸大府東海線」の大草交差点までの造道が着実に進んでいるのがみてとれます
「5ヵ年加速化対策」も残り1/3くらいに突入しているのではと思います
(画像は2月上旬撮影)
長久手市の北方から南方へと流れる愛知用水への架橋は、今回の道路工事で最も困難なものです
道路上の交通量は極めて多く、大型車、ダンプカーが利用する頻度も高いため大地震の振動や極限の荷重に対する構造的強度が必要になります
橋の下を流れる愛知用水が毀損されるとその下流域の広域の水管理システムに甚大な影響が出るため、半年以上かけ慎重な架橋工事が行われていました。
後ろに見えるのは岩作御嶽山。道路は岩作御嶽山の東側の丘陵部分を南北に貫きます
写真の奥が瀬戸市方面
瀬戸大府東海線(長久手工区)の「5か年加速化対策」は、予想されている災害時の物資・人材受け入れの起点となる東名高速道路・名古屋ICと長久手ICへのアクセス性向上を図るため。
また、混雑する長久手市中心部を迂回したネットワークを形成し「緊急輸送道路網」の機能強化を促進するため、及び地域防災力の向上に貢献するためのバイパス整備事業になっている。
この道路が南北のエリアをつなぐバイパス道路ともなり、長久手市内の道路の混雑緩和にもつながることに
道路の強靭化は災害時の移動や物資運搬にも必須となります