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長久手に「木華開耶媛」がやって来た! at 名都美術館 – 京都を代表する日本画家、堂本印象展開催中【Nagakute Times】


展示室に足をすすめると瞬時に堂本印象の世界へと没入して行きます
現在開催中の後期には、堂本印象美術館でもほとんど外で展じられることがない中核的作品を数多く鑑賞することができます


「女人出定」昭和13年(1938)
無我の境地にある女性。ブッダからの促しで文殊菩薩が女人の周りを三度回って覚醒を促そうとする逸話

堂本印象《乳の願い》大正13年(1924)京都府立堂本印象美術館

堂本印象《木華開耶媛》昭和4年(1929)京都府立堂本印象美術館 

堂本印象は自身の妹をモデルにして「木華開耶媛」を描いたとのこと
「木華開耶媛」=「木花之開耶姫(このはなさくやひめ)」は、富士山の女神、桜の女神、酒の女神、機織女、巫女神と多面的な属性をもつ神です
長久手市にある石作神社の合祀祭神の一柱に「木花之開耶姫」が祀られています

堂本印象《太子降誕》昭和22年(1947)京都府立堂本印象美術館 

堂本印象が制作した」「万国博ホール緞帳 手をつなぐ」の絵画の原画 
画像出店元:EXPO’70パビリオン開館3周年記念 日本の万国博より

堂本印象《交響》昭和36年(1961)京都府立堂本印象美術館

京都府立堂本印象美術館サイト – 展覧会情報やコレクション、美術館について

昭和41年(1966)開館、平成4年(1992)府立として再開館。平成29年(2017)、創立50周年を記念して大規模改修がおこなわれています
美術館本館と敷地内にある「山のアトリエ」が、2025年3月、国の登録有形文化財に登録されました

この記事を書いた人
1960年 長久手生まれ。上郷保育園、長久手小学校、長久手中学校へ。菊里高校、青山学院大学英米文学科卒。英字新聞部「青山トロージャン」所属。編集プロダクションのMatsuoka & Associatesにて学び、編集工学研究所入所。 1990年、洋書写真集・美術書をリースするArt Bird Books設立、1992年中目黒駅前に店舗を構える。2009年から代官山蔦屋書店にて主に写真集のブックコンシェルジェとして勤務。2020年、Uターンで地元長久手に戻る。 『Canon Photo Circle』誌の写真集コラムを1年間連載後、「長久手タイムズ」を始動。

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