2023年、訪日客の訪問地として「地方」人気が加速しているようです。ナビタイム・ジャパンが、訪日観光客向けのナビゲーションアプリ「Japan Travel by NAVITIME」の利用状況を分析、米国と欧州5カ国(フランス、英国、ドイツ、スペイン、イタリア)からの訪日客の2023年3〜7月の利用状況と、同月間と2019年コロナ禍直前のデータを比較、滞在増加率を比較し発表しています。その結果の情報を共有します。
因みに、第2位は群馬草津町、第3位は青森県野辺地町、続いて青森県六ヶ所村、熊本県菊池市、長野県木曽町、東京都福生市、愛媛県犬洲市、新潟県弥彦村、奈良県三郷町と続きます。また、同調査分析では、滞在増加率の国ごとのデータでは、長久手市へはとくにフランス人訪日客が増加し、同期間比では45倍になっているとのことです。データ元はコチラへ
地方都市・自治体の中で、国内第1位になった長久手市の要因は、圧倒的に文句無しに「ジブリパーク」でしょう。それは間違いないところ。
それにくわえ滞在中、ジブリパークを楽しんでからの、ジブリパーク包み込むモリコロパークのゆったりとした自然環境と、とくに子供たちが自然と触れ合って楽しめることからあらためてその価値や存在感もアップしているに違いありません。よき相乗効果が生まれているようです。
地方都市・自治体の中で、国内第1位になった長久手市の要因は、圧倒的に文句無しに「ジブリパーク」ですが、ここにきて長久手の情報も多くなり、訪日観光客の長久手市内観光も徐々に増えてきているようです。
長久手市は隣接する名古屋市・豊田市のベットタウンとしての都市部と東部の丘陵の里山が一つの自治体に存在しています。ジブリパークが囲いのないテーマパークとしてモリコロパークとシームレスに融合しあうように、モリコロパークも長久手の地域と「自然との共生」のヴィジョンを共有しています。
そのなかに4つの大学や美術館・博物館などがあり、また市内にもアート・文化・歴史への入り口やチャンネルが多く存在しています。もっとも問題もまたあり、増加する国内外の観光客をどう市内の各エリアや場所へと回遊、また訪れていただき市経済に貢献してもらえるかという点です。1日だけではジブリパーク観光だけになり、やはり滞在型観光が望まれるところです。
現在、市内には滞在施設は、民泊の町屋ステイ「オリーブとぶどう」しかなく、今後待たれている所です。