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「となりのトトロ」に描かれたような鎮守の森。ジブリのすぐ近くにある神明社へ(1)【長久手タイムズ】

この一帯にかつて、山神社、八幡社、白山社など8つの社があり神明社で祀られるようになったという。

社号標は「村社」となっているが、まだ長久手村だった時につくられたもの。右奥には地元の人が集う喫茶店「カズ」とリニモの線路が見える。

珍しい石鳥居があります。石造りの八幡鳥居です。江戸時代初期の1662年(寛文二年)のもので県下でも最も古い部類に入るもののようだ。

奥に見えるのが二ノ鳥居。針葉樹の杉の木立で陽光も遮られ、空気が一変してくる。さっきまでの日常感覚が削ぎ落とされ何か気配すら感じられるようになる。

石造りの「神路橋」を渡るとに拝殿へ上がる石階段があります。「神明社」の実際の住所は、長久手市神門前であり、この一帯が古くからの神域だったことが全体の空間から伝わってきます。
二ノ鳥居の先の石段の先に拝殿があります。このいちだんと小高い境内の奥に、神明社古墳群があります。拝殿が建つこんもりとした土地は円墳だろうか、本殿のすぐ脇あたりに7世紀前半から半ばにかけての古墳があったことが市の調査で分かっている。
長久手市の歴史は、小牧・長久手の戦いの16世紀より、1,000年も、さらに遥か昔へと遡ることができるのだ。

→ 本殿は、(2)へと続きます。近日公開。

この記事を書いた人
1960年 長久手生まれ。上郷保育園、長久手小学校、長久手中学校へ。菊里高校、青山学院大学英米文学科卒。英字新聞部「青山トロージャン」所属。編集プロダクションのMatsuoka & Associatesにて学び、編集工学研究所入所。 1990年、洋書写真集・美術書をリースするArt Bird Books設立、1992年中目黒駅前に店舗を構える。2009年から代官山蔦屋書店にて主に写真集のブックコンシェルジェとして勤務。2020年、Uターンで地元長久手に戻る。 『Canon Photo Circle』誌の写真集コラムを1年間連載後、「長久手タイムズ」を始動。

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