Nagakute Times PHOTO GALLERY Photographer Akiumi HASEGAWA
長久手市の東部丘陵の北側は隣の瀬戸市の南部へとなだらかにつらなっています。そこは愛・地球博の瀬戸会場となったエリアや「海上の森」のすぐ近く。そのなかを東西に流れる矢田川は、長久手の香流川よりも流域が広く、樹木や花々や鳥の宝庫。この地元に暮らし早朝に日々自然を撮影している長谷川明生さんに声を掛け、長久手市民には意外と知られていない瀬戸・山口の里山の光景を「Nagakute Times フォトギャラリー」にて紹介致します。
秋の風景 矢田川の川畔に彼岸花が咲き始めると気分は秋到来であるが、今年は夏の暑さが去らなかった。 それでもコスモスが咲き、柿の実が色付いて確実に季節が進んでいく。10月の中旬は秋祭である。 コロナ禍でしばらく人出が憚られていたが、今年は久しぶりに以前の姿が戻ってきた。 このあたりの祭は警固祭(けごさい)といい、薙刀鎌や鉄砲隊が飾りたてた馬を引いて練り歩く。 そして、川畔や刈り入れの終わった水田沿いの道端で派手に火縄銃をぶっ放す。 何度聴いても、腹に響く火縄銃の音は新鮮である。 祭が終わり、川辺の木々にイカルの群れが姿を見せ、モズが高鳴きをはじめ、カルガモに混じってマガモが泳ぎ川霧が立つと冬がやってくる。 by Akiumi Hasegawa
Nagakute Times PHOTO GALLERY Photographer Akiumi HASEGAWA
写真◉カワセミ○ダイサギ○夕日に輝くススキ○モズ○矢田川の朝霧○警固祭の鉄砲隊○熟柿をねらうヒヨドリ○イカル○ラベンダー○川辺の彼岸花○マガモ○川霧○モズ○夕焼け雲○朝の月○カルガモ○ガマの穂○紅葉した落ち葉○コスモス
カメラ機材◉オリンパス OM-D EM10mk3、レンズ◉Zuiko 75-300mm f4.8ー6.7