長久手市東部里山エリア(TOTONO)にあっと驚くcafeが誕生(2023年10月open)。場所はござらっせ温泉・あぐりん村から瀬戸市へ続く県道沿い。名鉄バスの停留所長久手大草のすぐ脇だ。
こんな場所に想像を覆すcafeができるとは地元民にも驚きだ。なぜこの場所だったのか。
じつはここは地元民に昔から知られた瓦工場があった場所で、その一角に瓦の伝統と素晴らしさを建築的にアピールしたのがこのcafe。
さて、早々と東海地方最強のモーニングではないか!?と思わせるモーニングサービスとは何か! 「リッチモーニング」は新たな潮流になるのではないかと思わせるひと手間入ったとても美味なモーニングだった。ぜひ画像をチェックしてみてください。
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とにかくお店に来て驚かされるのは斜めに伸びている屋根瓦だろう。「むくり屋根」という。淡く銀色に輝く三州のいぶし瓦が葺いてあります。三州瓦は愛知県高浜市が産地で日本の約8割が製造されているとのこと。
もの凄い傾斜の瓦屋根。瓦を葺く新築住宅がほんと少なくなってきたなかこの発想。瓦職人集団ならではです。
内観にも日本の伝統的工法が随所に。障子が嵌め込まれた半円窓からの自然光が柔らかく「和」空間を照らし出します。テーブルの一枚通しの木、そして座りやすい木の椅子。
鬼瓦の箸置き
550円の珈琲(他ドリンク)には、名古屋式のサービスが付きます。モーニングにドリンクだけの方には、酒粕で旨味を出した豚汁とご飯、いぶし塩による浅漬けが付きます。こちらは、ドリンク+330円の「リッチ・モーニング」(おかずはお任せ3種盛り。この日は黒毛牛のローストビーフ付き)
愛知の間伐材を用いてつくった燻製オイルと燻製しょうゆなどの調味料 / モーニングのセットメニューとドリンク
人気のランチメニューにドリンク。コース仕立てのランチは、京都の老舗料亭で修行を積んだ一流料理人が手がけてられます。
「瓦職人」×「食の職人」の世界。今後、日本は様々な「職人」「専門家」がリードしていく時代になると予測されてますが、「職人」の掛け合わせは今後流行るに違いなし。
DRINK チケット思わず購入。1月初旬の6日間だけ、明日まで購入できるとのこと。モーニングにも使える。
ふと上を見上げると、、
三州瓦と木曽石でつくられた入り口前のお庭が迎え入れてくれます。「和」の空間が大胆に発想されています。近くにイロハモミジの樹が植えられています。
cafeの横にある建物。創業120年の老舗瓦屋さん「坪井利三郎店」(本社:名古屋市瓦町)がcafeの運営会社。
「KAWARANT(瓦んと)」とは、「職人のイメージを変えたい!」「瓦を後世に残していきたい!」との想いのメッセージ。昔から瓦工事業を営んでいた長久手のこの地で古い工場(作業場)をリニューアル、隣のスペースにcafeと、工場内に子供も楽しめるフリースペースや屋外テラスが設けられています。
道路前方が瀬戸市方面。電信柱の下に名鉄バスのバス停「長久手大草」が見える。バス停と店舗の間に広い駐車場があります。