上の写真は、コロナ禍の2020年7月に地元大草に住む鈴木兼人くんが、長久手東部の里山(TOTONO)に一人でつくり上げた竹小屋「寄って小屋〜」である。
都市に比べ人が密にならない長久手でも感染者は平均的にでいた時で、気分転換も含めこうした小屋を作り、里山に遊ぶのはほんとにいいものだ。
竹は、兼人君の家の土地に接した裏山に生えているがその竹山の所有者が名古屋在住の方で年齢的にもう竹林を管理できないとのことで、鈴木君が必要な分だ竹を切り倒し竹林に手を入れることでむしろ植生がよく保たれていくとのことだ。
当時、竹古屋作りは朝早く日が昇る頃には、家から歩いて5分ほどのこの地にやってきてはじまったという。夏場はこの地でも暑くなるので涼しい朝早い活動が一番なのだ。
竹古屋では、何人かの友が来てビールを飲んだりBBQを楽しむこともあったらしい。ただ多くの時間は、一人でのんびり過ごすようだ。小屋のすぐ隣には幾つもの菜園をつくり育てるために様々な菜園用の道具が置かれているのだ。
ナスにきゅうり、枝豆など「自分でつくったのを食べるって最高にいいがね〜」と兼人くん。
私もその年、採れたての何種類もの美味しい野菜を頂いた。自然の恵みがこうして毎年、鈴木家では食されている。
この「寄って小屋〜」は二代目となる。前回は屋根に竹を敷いていたけれど、横殴りのしい雨や強風にはやはり弱かった。
新たな竹小屋は、菜園も順調になったためかなり実用的なつくりになっている。大きさも前回の2倍ほどある。
鈴木くんは今年、竹と鉄パイプを組み合わせて新たな休息所を設ける予定だという。