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[長久手タイムズ]家康が腰掛け軍議した床机石:色金山歴史公園(1)

馬泉水(ばせんすい)広場。家康軍が休息する軍馬に水を飲ませた場所と言われています。木立が暑い日差しを遮り体感は5度以上低くなるほどで、人も馬も戦に向け体力・気力を回復させたのではないでしょうか。

整備された広場だとはいえ馬泉水の石も、また家康が座った床机石もまた想像以上に巨石である。奈良時代に創建されていた石作神社はこの色金山より西へ僅か500メートルほど。
かつて長久手一帯は、採石場がありどうも連綿と続く石の文化があった。馬泉水広場を見ているといろんな空想が駆け巡る。

床机石広場へと続く道。「進軍のみち」とも言われる。現在は階段上に整備されましたが当時は土を固めただけだったに違いありません。
この道は間違いなく当時、軍議を終えた家康が進軍していった道で、500年以上の時を経て同じ道を辿っていることを思うと心も昂ります。

徳川家康が軍議の際に座ったとされる床机石。腰掛けるには余りにも巨石で、後ろに回って石の上に上って腰掛けたのではないかと想像される。

Writer
1960年 長久手生まれ。上郷保育園、長久手小学校、長久手中学校へ。菊里高校、青山学院大学英米文学科卒。英字新聞部「青山トロージャン」所属。編集プロダクションのMatsuoka & Associatesにて学び、編集工学研究所入所。 1990年、洋書写真集・美術書をリースするArt Bird Books設立、1992年中目黒駅前に店舗を構える。2009年から代官山蔦屋書店にて主に写真集のブックコンシェルジェとして勤務。2020年、Uターンで地元長久手に戻る。 『Canon Photo Circle』誌の写真集コラムを1年間連載後、「長久手タイムズ」を始動。

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