上に掲載の人口ピラミッドは、2025年予想の長久手市の人口ピラミッドです。20〜24歳が男女とも極端に多いのは市内に4校(近隣の大学も加えれば倍以上)あり、かつてより学生が市内に住むようになったことや、若いジェネレーションの人たちが転入した結果かと思われます。25〜29歳が一気に減少するのは主に大学卒業後に他地域に転出するためです。また19歳以下の人口は、日本が今日陥っている加速度的な人口減少にはなっておらず、平均年齢が日本一若い(40.5歳 2020年)であるのも頷けます。下のグラフの様に、70代が前後が多くないのは、もともとの長久手の人口が1万人以下(昭和の長久手村時代 / 1969年に人口1万人突破)であり、長久手町(1971年)になって以降毎年増加傾向が続き、2000年に人口が4万人を突破するまでになっています。
国立社会保障・人口問題研究所による将来推計人口によると2045年までに17.4%増加し、人口は約7.1万人となる見込みと出ています。増加率は全国市町村の中で13番目とのこと。下段に、長久手市の2035年と2045年予測の人口ピラミッド予測を併せて載せておきます。
10年後、20年後も、20歳以下の人口がほとんど減らない予測が出ています。10年後には60代、20年後には70歳前後の世代が現在と比較すると増加する見込みとなっています。日本全国では、2050年には、75歳あたりを頂点とするピラミッドとは真逆な、完全なすり鉢状態となることが予測されています。
長久手市の人口動態はずん胴ではあるものの、すり鉢状態になっていかないことが人口構成統計から見て取れます。