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愛知県陶磁美術館、本館リニューアルOPEN記念式典へ❶!〜となりの瀬戸市【Nagakute Times】

重層する屋根に望楼がある和風モダンな建築
愛知陶磁美術館の建物は、愛知犬山の森に広大な「明治村」を創り出し、ホテルオークラの設計者として知られる谷口吉郎氏の晩年の傑作建築として知られています

記念式典テープカット 大村愛知県知事、陶磁美術館総長、瀬戸市川本市長、丹羽秀樹議員秘書(順不同)

展示の最初の陶磁器・古瀬戸水注の至極の名品「灰釉蕨手文手付水注」(愛知県指定文化財 鎌倉時代14世紀前半制作)
北大路魯山人の旧蔵品で古くからの名品として知られている

【Renewal Point】各展示室に高級感あふれる新たな規展示ケースが導入され、見やすさが増し、余白がある広がりのある展示空間になっていました。また大切な文化財を保護するために全て空調付き

「免震装置」が取り付けられた大甕
これまでここには何が展示されていたのだろうか
意表を突く展示、セクションも随所に見られ見飽きることのない展示が続きます

展示を巡っていくと、大河ドラマ「べらぼう」でもその才能が描かれている平賀源内に関する展示が
なんと「源内焼」と呼称される一風変わった陶磁器で、平賀源内の指導で四国の讃岐ではじまったという
近年再評価されてきたらしく美術館でもほぼ保有しているところはなく個人の所蔵が多いとのこと。

日本地図や世界地図、絵画の画題や西洋の文字は「源内焼」を象徴する意匠とのこと。博識の平賀源内ならでは

古い建物だったためこれまでの和式トイレから洋式トイレに

本館ロビー1階にあるトイレ 
瀬戸市と常滑市の作家が焼いたなんとも味のある洗面鉢(上が女性用トイレ、下が男性用トイレ)

この記事を書いた人
1960年 長久手生まれ。上郷保育園、長久手小学校、長久手中学校へ。菊里高校、青山学院大学英米文学科卒。英字新聞部「青山トロージャン」所属。編集プロダクションのMatsuoka & Associatesにて学び、編集工学研究所入所。 1990年、洋書写真集・美術書をリースするArt Bird Books設立、1992年中目黒駅前に店舗を構える。2009年から代官山蔦屋書店にて主に写真集のブックコンシェルジェとして勤務。2020年、Uターンで地元長久手に戻る。 『Canon Photo Circle』誌の写真集コラムを1年間連載後、「長久手タイムズ」を始動。

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