去る11月25日に、杁ヶ池公園内にある南小校区共生ステーションにて、杁ヶ池公園のマスター・駒村和廣さんが語る「杁ヶ池公園を愛する男が語る、杁ヶ池のこれまでとこれから」トークイベントが開催されました。こちらのレポートで当日のイベントの様子のいったんを共有させて頂きます。
今回、長久手市の立地適正化ワークショップメンバー有志を主催に、「長久手タイムズ」が協力しています。
第一部:公園を語る
駒村さんが準備された26ページある小冊子「夢の公園」。参加者全員に配布され話しの流れに応じて参照された。
図は共に駒村氏が描いたもの。数値は池の各ポイントでの深さ。駒村氏と市の担当官がボートを出し、実際に池に入って調査された。
何年にも渡る調査・研究のもとに駒村氏が打ち出した「夢の公園の未来像」の骨子。
池の水面をなぜ減らした方がよいか、水流、深さ、ヘドロの未来予測から弾き出している。
すくい出したヘドロを利用し、今後水流が滞る場所を埋め立て、すこをどう活用するか、「杁ヶ池公園」を最も知り尽くしたマスターならではの構想が示されています。
今回、新たな「浄水場」の効力と設置場所について語られた。水質と水源・水路(歴史的なことも含め)も踏まえた総合的なヴィジョンである。また水の還流を促進するため、現在の一ヶ所の地下水の水源と一ヶ所の排水口だけに頼った水系システムではいずれ息詰まる可能性が高いことも併せて述べられた。
ヒシ対策と水質改善、ヘドロ除去だけでは再び悪循環が繰り返されると予測されるため、そのマイナス面をプラスへと一気に<変換>させるのが氏の「夢の公園」の未来図だ。それは誰もが思いつかないであろう「再生プラン」であり、将来この公園を利用するだろう子供たちが夢中になって遊ぶ「夢の公園」の設計図なのだ。
第二部:公園を巡る
この日は晴天の秋晴れ。
第二部の「公園を巡る」では、駒村氏を先頭に園内の樹々についての説明や質問が飛び交いました。
公園の橋の畔に立つ亀塚。外来種の亀が異常に繁殖し生態系に悪影響が生じるため、駒村氏が陣頭に立って数百匹の亀が捕らえられた。
しつこいヒシの対策のため駒村氏が以前、池の畔で実験調査していた場所を覗く参加者たち。