映画「となりのトトロ」には、田圃の広がる里山の風景に描かれていたちょっと薄暗い稲荷神社(バス停は「稲荷前」でしたね)。そんなトトロ作品に登場するような神社がジブリパークからクルマで10分ほどの場所にあります。瀬戸市南部山口にある「山口八幡社」です。愛・地球博の瀬戸会場にもほど近く、古くから地元の人々とともにある神社です。
境内に入って拝殿に近づくと、なんと門の向こう側にトトロやカオナシがいるではありませんか。すぐ近くに「天空鎮守の森」もあり機会があれば訪れてみてはいかがでしょう。
瀬戸南部の山口の地は、隣接する長久手と古くから様々なつながりがあり興味深い地であります。
瀬戸市内最古の石造鳥居。延宝5年(1677年)製作の記録。
「山口八幡社」の創建は古く1223年。承久の乱で後鳥羽上皇方で戦った尾張国守護の山田次郎重忠が社殿を造営したとの記録がある神社です。
「延喜式神名帳」に山田郡山口神社と記載されています。
本宮は、九州大分県にある宇佐八幡宮。樹林を背景に神門が美しく映えます。
神門を入ったところにトトロやカオナシが、、。
御神木の「ツブラジイ」(ブナ科)。
樹齢約700年。樹高10m、根周り685cm。瀬戸市の名木に指定されている。
この森が神域であることがひしひしと伝わってきます
天空鎮守の森へ
石階段を登り切ると「天空鎮守の森」と書かれた看板。
ここから見えるのは樹々と空と幾らかの建物の屋根だけです。
瀬戸山口方面を臨む。奥の緑色の丘陵の向こう側にモリコロパーク、ジブリパークがあります。
カオナシやトトロを描いたのは山口八幡社の名宮司の丹羽薈(しげみ)さんご本人(77歳)。つながりの深い長久手市内の神社に自身が同じく制作したトトロなどのジブリキャラクターを置いたらどうかと持ち込んで提案したが、どうもあっという間に取り除かれて倉庫行きになってしまったらしい。どうりで長久手市内の神社では一度も見かけたことがないぞ。
ジブリ作品のキャラクターに関しては、ジブリパークのある自治体(長久手市)や隣接する自治体に属するものは、常識的にみて商品化して販売するようなことでもなければ、どうぞ有効に活用するなり、役立ててください、ということなのだ。
やたら滅多にではなく、地元に漂う空気と、イメージ力と空想力が交差し自然に湧き出てく流ものがあれば変に自制、自重することはない、ということだろう。
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