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2005年「愛・地球博」での仏像公開制作「1000年スパンのものづくり 仏像と森」〜「江場仏像彫刻所」を訪ねて❸【長久手タイムズ】


「拈華微笑」は、以心伝心で法を体得する妙を示すときの故事。この故事は後に禅宗の起源ともいわれ、禅の公案の一つになっている。

「江場仏像彫刻所」内に設けられた展示室。こちらには江場琳黌大仏師、江場琳觀大仏師が仏像制作の研鑽や研究の上で造像した仏像が20躯程置かれている。

技術の継承と最先端の創意工夫、現代的解釈が「真の伝統」がつくりだされている。まさに両師の信条にふれることができる荘厳な空間である。

「仏像と森 公開制作」記録写真(提供 江場佛像彫刻所)

仁王像に一心に向かい彫る江場琳観仏師

「愛・地球博」2005 での展示の様子(記録資料)

仏像彫刻について解説する江場琳黌(りんこう)大仏師(当時 江場仏像彫刻所所長)

19年前の琳觀仏師 

橋本龍太郎総理大臣(当時)が激励と見学に訪れる

「那羅延堅固王」(ならえんけんごおう) 平成5年(1993) 樟(クス)木地仕上げ 750 × 380 × 230mm

「多聞天」平成13年(2005)樟(クス)木地仕上げ 820 × 330 × 280mm

「制多迦童子(せいたかどうじ)」平成22年(2005) 檜(ヒノキ)極彩色/古色/玉眼 440 × 250 × 230mm

この記事を書いた人
1960年 長久手生まれ。上郷保育園、長久手小学校、長久手中学校へ。菊里高校、青山学院大学英米文学科卒。英字新聞部「青山トロージャン」所属。編集プロダクションのMatsuoka & Associatesにて学び、編集工学研究所入所。 1990年、洋書写真集・美術書をリースするArt Bird Books設立、1992年中目黒駅前に店舗を構える。2009年から代官山蔦屋書店にて主に写真集のブックコンシェルジェとして勤務。2020年、Uターンで地元長久手に戻る。 『Canon Photo Circle』誌の写真集コラムを1年間連載後、「長久手タイムズ」を始動。

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