Connecting the dots of Nagakute City – ジブリと里山、文化と歴史がある長久手のWebメディア

「浅井家製菓舗」❷「和菓子」に込められた「美意識」、独特な「木造建築」をめぐる話/「和菓子」ひとつからはじまる歴史の「旅」【Nagakute Times】

「浅井家製菓舗」オフィシャルサイトはこちらから

四代目店主・若杉真生さん

「和菓子」の成り立ちには、「茶の湯文化」「茶道」が深く関係しています
平安〜室町時代以降、日本独自の「茶の湯文化」が立ち上がってくると、その「茶席」にふさわしいお菓子(一口で食べやすく、お茶の苦味を引き立てる甘味)が求められるようになってきたといいます
色金山の毎月の茶会、胡牀庵(こしょうあん)や立礼席での抹茶体験からモリコロパークの日本庭園にある香流亭での抹茶もまた浅井家製菓舗の和菓子が欠かせません



和菓子「川あそび」
四層からなるというなんとも涼しげで店主の心のこもった一品
魚などは型を用いてつくりだすという。川に泳ぐ魚を川の水ごと掬いあげたような遊び心
透明感と冷たさで季節感をあらわす錦玉羹(きんぎょくかん)との見事なコンビネーション

和菓子は「日本文化」の一部として、時を超えて愛され続けています

「餡子」を素材にした「和菓子」は、春・夏・秋・冬の「四季」の風物や古典文学の世界を意匠と菓銘であらわす技は、文化庁の「無形文化財」として登録されています

そして「菓銘」は単なる商品名ではなく、季節感や物語を伝える「ことばの工芸」として文化的価値があると認められています

和菓子店にこれほどまでの建築物が必要なのかというほどの太くて頑丈な梁(はり)桁(けた)や貫(ぬき)をみることができます

湿度や温度に敏感な和菓子ゆえの店舗空間も重要さ

多孔質構造体でもある白漆喰は、室内の湿度変化を緩和し白色のため赤外線を反射してくれます
熱伝導率も比較的低く外気温を和らげる断熱効果があります

直射日光を適度に遮光する窓と柔らかな照明

店舗横にある倉庫 すっきりとした木造建築構造で趣きがあります

「浅井家製菓舗」オフィシャルサイト
 住所:長久手市下権田4-1 
 営業時間, AM 9:00 - PM 6:00  定休日, 水曜日(祝日営業)

この記事を書いた人
1960年 長久手生まれ。上郷保育園、長久手小学校、長久手中学校へ。菊里高校、青山学院大学英米文学科卒。英字新聞部「青山トロージャン」所属。編集プロダクションのMatsuoka & Associatesにて学び、編集工学研究所入所。 1990年、洋書写真集・美術書をリースするArt Bird Books設立、1992年中目黒駅前に店舗を構える。2009年から代官山蔦屋書店にて主に写真集のブックコンシェルジェとして勤務。2020年、Uターンで地元長久手に戻る。 『Canon Photo Circle』誌の写真集コラムを1年間連載後、「長久手タイムズ」を始動。 mail address:nagakutetimes@gmail.com

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です