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野焼きから生み出す「作陶」 ❷ 大草 里山の谷津にて【長久手タイムズ】

作品は

燃え切った灰の中から様子をみながら作品を一つづつ取り出していきます。作品によって時間を掛けるものもあり、幾度も木片や木板などの廃材や枯れ葉をかけて燃やしていきます。


籾殻(もみがら)を沢山入れたコンクリートの容器に、野焼きした作品を一度入れて数分蒸していきます。籾殻は高温の作品で炭化し真っ黒に。作品は最終段階でまるで<燻製>状態に晒され、一気に自然の温度で冷まされます。

樋口拓さんと家族(奥さん)。写真は野焼き作陶する樋口拓さん中心のものを多く載せたが、実際には様々な面で奥さんとの二人三脚であることが伝わってきた。

籾殻で蒸され調子を整えられた作品を取り出す様子。緊張の一瞬である。

野焼きの”自然窯”から出されたばかりの作品たちはまだ高温なので自然の空気と湿度の中に置かれる。表面温度が下がって来ると黒味が抜けてきて独特の風合いの作品が出現してきます!

*Google Mapの終点は、大草の永見寺になっています。ロケーションは、その永見寺の手前、大草公会堂の左側の道を奥に入っていき、永見寺を左手に見て里山の奥へと入っていきます。クルマは途中の杁ノ洞下池まで。そこからは徒歩になります。

この記事を書いた人
1960年 長久手生まれ。上郷保育園、長久手小学校、長久手中学校へ。菊里高校、青山学院大学英米文学科卒。英字新聞部「青山トロージャン」所属。編集プロダクションのMatsuoka & Associatesにて学び、編集工学研究所入所。 1990年、洋書写真集・美術書をリースするArt Bird Books設立、1992年中目黒駅前に店舗を構える。2009年から代官山蔦屋書店にて主に写真集のブックコンシェルジェとして勤務。2020年、Uターンで地元長久手に戻る。 『Canon Photo Circle』誌の写真集コラムを1年間連載後、「長久手タイムズ」を始動。

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