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観音堂 九万九千日祭り at 安昌寺 8月10日(木曜)

祭りの後の寂しさなのだろうか、祭りが終わり、出店も閉じられ灯りも消されようとしても集まった若者たちはなかなか帰ろうとしなかった。安昌寺の観音堂「九万九千日祭礼」 、別名「十日の華」。この日に観音様にお参りすると九万九千日分の御利益をえると言われています。
8月10日(木曜)長久手市の中央部の岩作で古くから催されている夏祭りの記録レポートです。開催場所は岩作・安昌寺の境内前の広場。

祭りの後。なんとも懐かしい色とりどりの屋台が居並ぶ。祭りは屋台なのだ。

輪投げのお店に集まる子供達。他のお店は店終いし始めていたが、最後にここだけは祭りを名残り惜しむ若者の想いに応えるかのように店を開けていた。

祭りが終わってもなかなか帰ろうとしない少女たちの姿があった。

小牧長久手の戦いで、徳川軍が秀吉方と決戦を交える前に軍議を開いた色金山の鹿にある安昌寺。お寺の左手奥にお墓が見える。戦の後、亡くなった将兵の亡骸を敵味方関係なく、安昌寺雲山和尚の住職は弔ったと伝えられている。お祭りは手前の広場で催されている。
戦死者は、ここからすぐ近く、参道を入った所に、和尚が築いた「首塚」に手厚く葬られている。

この記事を書いた人
1960年 長久手生まれ。上郷保育園、長久手小学校、長久手中学校へ。菊里高校、青山学院大学英米文学科卒。英字新聞部「青山トロージャン」所属。編集プロダクションのMatsuoka & Associatesにて学び、編集工学研究所入所。 1990年、洋書写真集・美術書をリースするArt Bird Books設立、1992年中目黒駅前に店舗を構える。2009年から代官山蔦屋書店にて主に写真集のブックコンシェルジェとして勤務。2020年、Uターンで地元長久手に戻る。 『Canon Photo Circle』誌の写真集コラムを1年間連載後、「長久手タイムズ」を始動。

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